タイの印刷工場 訪問記 〜製本・折り・型抜き加工編〜
タイの印刷工場 訪問記 〜製本・折り・型抜き加工編〜
こんにちは。 はまきちです。
タイのバンコクで印刷関係の仕事をしています。
前回はオフセット印刷機と裁断作業風景をご紹介いたしました。
今回は印刷物を本の形に仕上げる「製本」や「折り加工」、
「型抜き加工」の作業風景をご紹介いたします。
Youtubeにて動画でもご紹介しています。
機械が動いているようすもぜひご覧ください。
もくじ
・中綴じ 製本機
・無線綴じ 製本機
・折り加工機
・型抜き加工機 (ダイカット/トムソン加工)
・おわりに
中綴じ機
これは「中綴じ機」と呼ばれる、二つに折った紙を重ねてホチキスで
とめる製本機械です。
週刊誌などはこの中綴じ製本になっています。
あらかじめ二つに追った紙を装置にセットすると、
ページ順に1枚づつ下にあるベルトコンベアに乗って流れていきます。
その先で2カ所を同時にホチキス留めします。
最後に不要な部分をカッターで裁断して仕上がりです。
無線綴じ機
次に糊を使って綴じる「無線綴じ」を見てみましょう。
文庫本などは無線綴じになっています。
ここでもページ順に紙を重ねていき、ベルトコンベアで流します。
表紙以外の全ページが揃ったら、本の背のところに糊を付けます。
最後に表紙を押し付けて接着します。
ことあと別の裁断機で不要な部分を裁断して完成です。
折り加工
こちらは折り加工機です。
後ろ側から1枚づつ紙をベルトで機械に送ります。
流れてきた紙を上下に動いているブレードで折っていきます。
折られた紙は前の方から出てきます。
型抜き加工
商品のパッケージなどを作る時に行う「型抜き加工」を見てみましょう。
ダイカット加工やトムソン加工とも呼ばれています。
開閉する手前の鉄板との間に紙をはさんで加工します。
奥側の鉄板に木の板にカッターの刃を埋め込んだ「抜き型」が取り付けてあります。
抜き型のカッターを取り変えると、いろいろな形の折り目やミシン目、
穴あけ加工などが可能です。
おわりに
今回は印刷後のいろいろな加工作業風景をご覧いただきました。
印刷工場訪問記の前編では、オフセット印刷機や裁断作業風景を
ご紹介していますので、ぜひご覧になってください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
撮影協力:VCA PRINT CO., LTD. (タイ・バンコク)
タイ・プランブリ旅行記 〜タイ人の家族旅行に参加してきた〜
こんにちは、はまきちです。
タイ国のバンコクで暮らしています。
コロナ・ウイルスによる移動の制限も解除され、レストランやデパートの
営業も再開となり、少しづつタイの人々も国内旅行へ出かけるようになってきました。
今回はタイ人の妻とその姉妹家族でプランブリという町へ出かけてきました。
パタヤやホアヒンほど知られていませんが、ビーチもあってリゾートや
おしゃれなカフェもできており、これから観光開発が進みそうです。
Youtubeに動画版も投稿しています。
こちらも合わせてご視聴いただけたらうれしいです。
<もくじ>
1. プランブリってどのあたり?
2. 泊まったリゾート
3. プランブリのビーチ風景
4. ホアヒンのお寺
1. プランブリってどのあたり?
バンコクから南へ約230キロ、車で約3時間、チャアムやホアヒンの
さらに南にあります。
バンコクを出発して約30分、タイ料理店で朝食をとります。
幹線道路沿いの大きなガソリンスタンドには、レストランやコーヒーショップ、
お土産店、清潔なトイレなどがそろっています。
日本の高速道のサービスエリアや道の駅みたいなイメージです。
片側4車線くらいの国道4号線を時速80~100キロほどで快適に走り続けると
のんびりとした田舎の景色になってきました。
途中休憩や渋滞もあり、約4時間でプランブリに到着。
ビーチ沿いのシーフードレストランで遅めの昼食をとります。
2. 泊まったリゾート
今回は「パ・プライ・ヴィラ&スィート (Pa Prai Villas & Suites)」
というヴィラタイプのリゾートに泊まりました。
ビーチからは7〜8キロ離れていますが、周りをパイナップル畑に囲まれた
とても静かなリゾートです。
http://papraivillasandsuites.com/
それぞれのヴィラはプライベート・プール付き。
お部屋も広くて落ち着いたインテリアです。
ヴィラにはキッチン設備もそろっています。
持ち込んだ食材を調理して、広いリビングに集まって夕食です。
もちろんリゾート内のレストランでのお食事もできます。
3. プランブリのビーチ風景
翌日はプールで泳いだり、ビーチを散歩してのんびり過ごします。
車で少し移動するとおしゃれなカフェがあり、大勢のタイ人家族や
カップルでにぎわっていました。 日本語の看板も?
4. チャアムのお寺
最終日バンコクへ戻る途中、チャアムという街にあるお寺
「Wat Huai Sai Tai (ワット・フワイ・サイ・タイ)」に立ち寄りました。
"ワット"はタイ語でお寺を意味します。
タイの人々はよくお寺に寄付をして、家族の健康やビジネスの成功を祈ります。
お金以外にも食料品や洗剤、蛍光灯などの日用品もお布施の定番です。
本堂に大きな僧侶の像が祀られていて、その前に座ってお経を唱えてもらいます。
本堂の隣には、大きなピンク色のゾウがいました。
足の間を通り抜けてからお供えをするとご利益があるそうです。
お寺を後にして一路バンコクへ戻ります。
今回の旅はこれで終わりです。
<おわりに>
まだプランブリは観光客も多くなく、ローカル・ムードを味わって
リラックスできるオススメの場所です。
車の手配が必須になりますが、パッケージツアーを催行している
バンコクの日系旅行会社もあるようです。
お出かけの際は虫除けスプレー(特に夕方〜夜は蚊がいます)をお忘れなく。
1日も早くコロナ・ウイルスが収まり、日本から多くの方がタイ旅行を
楽しんでいただける日を願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
タイの印刷工場 訪問記 〜オフセット印刷機と裁断作業風景〜
タイの印刷工場 訪問記
〜オフセット印刷機と裁断作業風景〜
こんにちは。 はまきちです。
タイのバンコクで印刷関係の仕事をしています。
今回は仕事でお付き合いのある印刷工場でオフセット印刷機と
裁断作業を撮影させてもらいました。
あまり見ることの無い、現場の作業風景をご紹介いたします。
Youtubeにて動画でもご紹介しています。
印刷機や裁断機が動いているようすもぜひご覧ください。
もくじ
・オフセット印刷機
・裁断作業
・おわりに
オフセット印刷機
これが印刷工場の心臓部「オフセット印刷機」です。
写真は正面でこちら側から印刷された紙が出てきます。
その隣の操作台で色の調整や位置合わせなどを行います。
印刷機の側面には印刷ローラーが入ったボックスが並んでいます。
中で回転しているローラーに刷り版が取り付けてあります。
ローラーの間を紙が通る時、刷り版に付いたインクが紙に写る仕組みです。
オフセット印刷用の刷り版はこのようなアルミ製の薄い板で、
これをローラーに巻き付けて使います。
白黒印刷だと刷り版を1枚、カラーの場合は4枚で1セットになります。
さらに奥には紙を印刷機に送り込む装置があります。
空気圧で吸い付けて一枚づつ機械に入れていきます。
次に印刷機を上から見てみましょう。
ローラーが入ったボックスの上にインクつぼがあります。
それぞれに「青」「赤」「黄色」「黒」のインクが入っています。
カラー印刷ではこの4色の細かい点を重ねて刷り、さまざまな色を表現します。
印刷物をルーペで拡大するとこのように見えます。
赤っぽいところは赤インクの点が多く、緑色のところは青と黄色インクの点を
重ねて表現しています。この点を「網点 (あみてん)」と呼びます。
点の無い白いところは紙の色が見えています。
裁断作業
最後に印刷後の裁断作業を見てみましょう。
これが裁断機です。
刃渡り1メートル、厚さ5センチほどの鋼鉄製カッターが付いています。
操作パネルに裁断サイズを入力すると紙が押し出されます。
次にカッターの裏側にある押さえ機で紙を固定してから裁断します。
おわりに
今回はオフセット印刷機と裁断の作業風景をご覧いただきました。
印刷工場にはこの他にも紙を折ったり製本する装置があります。
また折りを見てご紹介いたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
撮影協力:VCA PRINT Co., Ltd. (タイ・バンコク)
GarageBand ライブループで遊ぼう
iPhoneやiPad版ガレージバンドは「ライブループ」が使えます。
ライブループとはアップルループと呼ばれる曲の演奏データをならべて
セットにしたものです。
いろいろなジャンルのセットが選べて、ゆびさき1本で演奏の順番を入れ替えたり、
エフェクト効果をつけたりして、まさにDJ感覚であそべます。
【もくじ】
1. ライブループのジャンルを選ぶ
2. 曲を再生する
3. エフェクトで曲をリミックスする
4. 曲の録音と保存
5. 曲を音声ファイルに書き出す
Youtube で動画の解説もしていますので、ぜひこちらもご覧ください。
1. ライブループのジャンルを選ぶ
まずガレージバンドアイコンをタップしてから [曲を作成] をタップします。
画面上部のバーをスライドさせて [LIVE LOOPS] にするとジャンルが並んでいます。
「Sound Library」から新しいジャンルを追加することもできます。
ライブループ ジャンル選択画面
新規ライブループ追加画面
今回はEDMでいってみましょう。
ライブループ演奏画面
四角いマスが並んでいて、中に丸いドーナツみたいなものが入っています。
これを「セル」と呼びます。
セル1つ1つが演奏データになっていて、同時に鳴らしたり、順番に鳴らして
曲を演奏します。 黒いセルは演奏データが入っていない状態です。
2. 曲を再生する
画面上のプレイボタンをタップすると楽器アイコンが並んでいる右隣のセル
タテ1列が繰り返し再生されます。
各列の一番下にある上向き矢印をタップすると、その列にあるセルが
同時に再生されます。
もう一度プレイボタンを押すと停止、四角いストップボタンで一時停止です。
セルを直接タップするとそのセルが単独で再生されます。
演奏中に別のセルをタップすると追加で再生されます。
セルを再生中に同じ楽器の別のセルをタップするとセルが入れ替わります。
3. エフェクトで曲をリミックスする
次に「リミックス・エフェクト」を使ってみましょう。
画面右上の[FX]ボタンをタップすると下にコントロールパネルが出てきます。
DJのようにスクラッチや逆再生など入れて、曲をリミックスできます。
XYパッドの効果を変えたり、パッドをロックして複数のエフェクトを重ねたり、
ジャイロコントロールをオンにすればiPhoneを傾けてエフェクトを入れたりできます。
曲のサンプルはこちら。
4. 曲の録音と保存
リミックスした曲を録音して保存もできます。
画面上の録音ボタンを押すと4つカウントした後に録音がはじまります。
曲の演奏とエフェクトが同時に録音されます。
停止・再生・録音ボタンのどれかをタップして録音を止めます。
録音停止後に画面左上の [トラック表示ボタン]で表示を切り替えると
録音された曲とエフェクトのトラックが確認できます。
画面左上の [ファイルブラウザー] アイコンをタップして保存完了です。
GarageBandプロジェクトデータで保存されたので、アプリを終了しても
次にこのファイルを開けば編集が出来ます。
5. 曲を音声ファイルに書き出す
曲のサムネイルを長押しするとメニューが出てきます。
ここでファイル名を変えたり、削除、コピーなどができます。
曲をSNSに投稿したり着信音にしたい場合は音声(オーディオ)ファイルに変換します。
以下の図では音声ファイルをiPhoneやiPad内に保存する方法を説明しています。
最後に
今回はライブループの使い方をさらっと説明しました。
セルを自由に追加・編集したり、自分でオリジナルのライブループを
作ることもできます。
ちょっとしたスキマ時間に、いろいろなジャンルのループを演奏したり、
エフェクトでリミックスを楽んでいただけたらうれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ガレージバンドで はじめての音楽をつくろう ~音符打ち込みなし~
iMacやiPhone、iPadに無料で付いてくる音楽制作ソフト「ガレージバンド」。
ぼく自身、使いはじめたばかりで、音楽の知識もほとんどないのですが、
ガレージバンドに入っている「ループ」という演奏データ (曲の部品)を使って、
はじめての方にもかんたんな曲の作り方をご紹介したいと思います。
ここではiMac版のガレージバンドを使っています。
ガレージバンドを立ち上げるとこのような「プロジェクト」作成画面が出てきます。
プロジェクトは曲を書く楽譜やデータを入れておく箱みたいなものです。
[空のプロジェクト]をダブルクリックするか[選択ボタン]をクリックすると
楽器を選ぶ画面が出てきます。
この順番で曲作りを進めていきます。
1.ドラム(リズム)
2.ギター(メロディ)
3.ピアノ(伴奏)
4.曲の保存
1.ドラム(リズム)
ドラムは右側の [Drummer] をダブルクリックします。
すると画面が切り替わって、これだけでもうドラムの演奏が作れてしまいました。
再生ボタンを押して聴いてみましょう。
サンプル音はこちらから聴けます。
ここで簡単に画面の説明をしておきます。
一番よく使うのが画面上にある曲の再生、ストップ、早送り、巻き戻しボタン。
右端の丸くなった矢印は繰り返し再生させる「リピート」ボタンです。
その隣の黒っぽい部分で曲の速さ(テンポ)や拍子などを変更できます。
左のバーは曲全体のボリュームです。
今作ったドラムの演奏はこの黄色っぽい枠の中に入っています。
この枠を「リージョン」と呼びます。
左側にドラマーの名前と紹介が出ています。
ガレージバンドには音楽ジャンルごとにたくさんのドラマーがいて、
それぞれに演奏スタイルもちがうようですね。
今は「Rose」さんになっています。
はじめは他のドラマーが選べなくなっているかもしれません。
その場合は名前の横にある下向きの矢印をクリックするとデータが
ダウンロードされて、選べるようになります。
その下の [サウンド] のところではドラムセットを選べます。
今は「Slow Jam」になっていますが、他のセットを選ぶとアイコンが変わって、
音がシャカシャカした感じや、こもった感じに変わります。
このままだと演奏が少しおとなしいので変えてみましょう。
演奏を聴きながらの方が調整しやすいので、「リピート」演奏ボタンをオンにして、
繰り返す範囲を演奏の長さに合わせます。
これで再生するとリピートされるようになりました。
下にあるドラムのイラスト部分で演奏に変化をつけることができます。
左側の [ビートプリセット] を変えると演奏パターンが変化します。
その隣の黄色い丸の位置をマウスで動かすとドラムを叩く強さや
リズムをシンプルにしたり複雑にしたりできます。
右にするほど複雑な演奏になり、左にすると大人しくなります。
上にすると強く叩いて、下にいくほど弱くなります。
右側のドラムのイラストをクリックすると、キックやスネアドラム、
シンバルなどの音を追加したり消したりできます。
鳴らしたい楽器をクリックして黄色くします。
グレーになっている楽器は音が出ていない状態です。
その隣の目盛りで楽器ごとのリズムの複雑さが変えられます。
右にするほど鳴らす回数が増えて、スピード感のある演奏になります。
こんな感じにしてみました。こちらからサンプル音を聴けます。
いろいろ試してみて、自分好みの演奏ができたら次に進みましょう。
2.ギター(メロディ)
ドラムアイコンの上にあるプラスマーク [新規トラック追加] ボタンを押します。
トラックの種類を選ぶ画面が出るので、青い部分の [オーディオ] からマイクの絵を
ダブルクリックしてください。
するとさっきのドラムの下に「オーディオ1」が追加されました。
これは「トラック」といって楽器ごとの演奏データをいれるところになります。
たくさんの楽器をつかって演奏するときは、このトラックをどんどん増やしていきます。
トラックを消したい時は、トラックの名前部分をクリックして選択してから
[Delete] キーか右クリックしてメニューから [トラックを削除] で消去できます。
ヘッドフォンのアイコンをクリックして光った状態にすると、「ソロ」と言って
このトラックだけを聴くことができます。 逆にとなりのスピーカーアイコンを
クリックするとこのトラックだけ音を出さないように(ミュート)できます。
まだこのトラックには演奏データが入っていないので、再生しても音は出ません。
ここにギターの演奏を入れましょう。
右上の [ループブラウザ] ボタンを押すとたくさんの演奏データが並んでいます。
楽器別、ジャンル別、演奏の雰囲気別に選べるようになっています。
[インストゥメント] からギターを選んで、好きな [ジャンル] を選びましょう。
ここでは「ロック/ブルース」を選んでみました。
[詳細表示] では演奏の雰囲気(ムード)が選べます。2つ以上を重複して選べるので
「アコースティック」と「メロディアス」と「リラックス」にしてみました。
候補が3つ出てきましたね。 上の二つは未だデータをダウンロードしていないので
名前が薄くなっています。 矢印アイコンをクリックすると使えるようになります。
名前の左にある青いアイコンをクリックするとサンプルが聴けます。
ちなみに演奏データ名の右側にある8や16の数字は演奏の長さです。
8は2小節分、16だと4小節分、32なら8小節分の長さになります。
気に入った演奏が見つかったら、右側のハートマーク部分にチェックを入れておくと、
後から「お気に入り検索」できるようになります。
決まったら演奏名のところをドラッグして、さっき作った空のトラックへ
ドロップします。
これで再生するとドラムとギターの両方が鳴りました。
ギター演奏のはじまるタイミングが遅れているので、水色の枠 (リージョンと呼びます)
をドラッグして左端に合わせると、ドラムと同時に演奏が始まるようになります。
タイミングをわざとズラして、後からギターが遅れて始まるようにしても面白いですね。
ギターの演奏データを見ると枠の長さがドラムの半分しかないので、
同時に演奏を始めると途中でギターが終わってしまいます。
この場合はギターの演奏データ枠の右上にマウスを合わせると、丸まった矢印
アイコンが出てきます。 アイコンが見えている状態でクリックして、
ドラム演奏の終わりのところまでドラッグします。
枠の右下にカーソルを合わせてしまうと、違う形のアイコンになってしまい、
コピーができないのでご注意ください。
するとギターの演奏がくりかえしでコピーされてドラム演奏と同じ長さになりました。
これでドラムとギターが完成です。
3.ピアノ(伴奏)
仕上げにピアノで伴奏を入れましょう。
ギターと同じやり方で [新規トラック追加] しても良いのですが、
先に [ループブラウザ] から演奏データを選んで、直接トラックにドロップするやり方もあります。
まず [ループブラウザ] 左上のXボタンを押して、設定をクリアします。
[インストゥメント] からピアノを選び直します。
ギターのジャンルは「ロック/ブルース」にしましたが、ピアノではこのジャンルが選べなくなっているので、演奏データが用意されてないか、または未だダウンロードしていないのかもしれません。
ジャンルは選ばずに [詳細表示] で演奏の雰囲気を見てみましょう。
ギター演奏のイメージに合いそうな「アコースティック」と「クリーン」を選んで、
出てきたリストのサンプルを聴きながら、選んでいきます。
ここでは [ジャンル] を決めていませんが、必要なければ選ばなくてもOKです。
「Skyline Piano」がギターと合いそうなので、これにしましょう。
演奏データ名をドラッグして、ギター演奏データ下の空いているところに
ドロップします。
すると新しくピアノのトラックが作られ、演奏データも入りました。
ギターと同じく演奏時間が短いのでコピーして長さを合わせます。
これでドラム、ギター、ピアノがそろったので聴いてみましょう。
同じ演奏データの組み合わせでも、テンポやキー(調)を変えると
雰囲気が変わっておもしろいですね。
思ったよりも簡単にそれらしい曲が作れたのではないでしょうか。
こちらからサンプル音を聴けます。
4.曲の保存
せっかくなので曲を保存しておきましょう。
画面の一番上、[ファイル] メニューの [保存] または [別名で保存] をクリックして、
保存する場所を選んで保存します。
これはガレージバンドの演奏データなので、ガレージバンドを使わないと
開けないファイルです。
ガレージバンドで作った曲は、SNSに投稿したり、動画のBGMや携帯の着信音に
使うこともできます。
その場合は「音声ファイル」というデータで保存します。
画面の一番上、[共有] メニューの [曲をディスクに書き出す] をクリックして
保存する場所を選んで保存します。
ファイル形式は「MP3」、音質は「高音質 (192kbps)」が一般的です。
その下の「サイクル範囲~」にチェックを入れておくと曲の長さに合わせて
空白なしで保存されます。
ただし、保存する曲の全体または一部分を「繰り返し演奏の範囲」で
指定しておく必要があります。
おわりに
今回作ったのはスローテンポな曲でしたが、ガレージバンドにはいろいろなスタイルの
演奏データが用意されています。
アップテンポや楽しい感じ、悲しい感じの曲なども作れますし、自分の歌声や楽器の演奏をガレージバンドで録音してミックスすることもできます。
これからもガレージバンドの使い方を分かりやすくご紹介していきたいと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
AfterEffectsで ホカホカ 湯気(ゆげ)のエフェクト
料理に湯気(ゆげ)をつけて、おいしそうな動画にしてみましょう。
After Effectsの「フラクタルノイズ」(標準プラグイン)をつかって
お手軽な作りかたをご紹介します。
*AfterEffects2020、Mac版を使用
完成動画はこちらです。
1. 素材の用意とコンポジションの設定
2. 湯気のもとをつくる
3. エフェクトをかける
4. 湯気に動きをつける
1. 素材の用意とコンポジションの設定
今回は無料動画素材サイトの「Pixabay」からローストポークの動画を
使ってみました。
Pixabay の日本語サイトはこちら。
https://pixabay.com/ja/
[ファイル]メニュー >> [読み込み] >> [ファイル...]から
素材動画を読み込みます。
素材のサイズは 1,920 x 1,080 ピクセル、長さは20秒でしたので、
それに合わせてコンポジションを作成します。
コンポジションができたら、素材をタイムラインレイヤーへドラッグ。
これで素材とコンポジションの用意は完了です。
2. 湯気のもとをつくる
画面上の[レイヤー]メニュー >> [新規] >> [平面...] から白色の平面レイヤーを作ります。
平面レイヤーを非表示にしてローストポークが見えるようにします。
タイムラインパネルで平面レイヤーを選択した状態で、
ペンツールで湯気を作りたいところを囲みます。
平面レイヤーを表示するとペンツールで囲んだところだけが白く残ります。
(マスクを作って不要な部分を見えなくした状態です)
これで湯気のもとができました。
3. エフェクトをかける
いよいよ湯気らしいエフェクトをつけてましょう。
[エフェクト]メニュー >> [ノイズ&グレイン] >> [フラクタルノイズ] をクリックします。
白黒の雲のような感じになりました。
次にタイムラインパネルで平面レイヤーの「モード」をスクリーンにします。
雲模様の黒い部分がなくなり、ローストポークが透けて見えるようになりました。
湯気のさかい目がめだつので、[マスクの境界のぼかし] 数字を上げてぼかします。
このままだと湯気が濃すぎて、コゲコゲになってしまうので、
画面左側のエフェクトコントロールパネルで濃さや形を調整します。
4. 湯気に動きをつける
最後にタイムラインパネルでキーフレームごとに、エフェクトコントロールの
数値を変化させて、湯気に動きをつけます。
いろいろ数値を変えてお好みの湯気を作ってみてください。
まとめ
1. 素材の用意とコンポジションの設定
・アツアツ・ほかほかがおいしい料理の映像や写真を選ぼう
・背景が濃い色だと湯気が目立ちやすいかも
2. 湯気のもとをつくる
・白い平面レイヤーを作成
・湯気を付けたいところをペンツールで囲む(マスク作成)
3. エフェクトをかける
・白い平面レイヤーに「フラクタルノイズ」を適用
・湯気のふち(境目)をぼかす
4. 湯気に動きをつける
・タイムラインでキーフレームごとにエフェクトの数値を変化させる
お手軽にできたてホカホカな感じになるのでインスタ映えするかも??
これからもエフェクトの勉強を続けて、ご紹介していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
After Effects ディスプレイスメントマップを使ってみた
アドビ After Effectsの「ディスプレイスメントマップ(置き換えマップ)」
(標準プラグイン)を使って、熱でゆらいでいるような動画をつくってみました。
Mac版のAfter Effects 2020バージョンを使用しています。
1. 素材選びとコンポジション配置
2. エフェクトを適用する
3. ゆらぎ具合を調整する
1. 素材選びとコンポジションへの配置
ゆらぎ効果を付けたい画像とゆらぎの元となる動画の2つを用意します。
ここでは火にかけたポットの画像 (静止画)と炎の動画を使っていきます。
素材は無料素材サイト「Pixabay (ピクサベイ)」から探しました。
さまざまなカテゴリーの写真・動画・イラスト素材がそろっていて、
無料・登録なし・日本語で使える便利なサイトです。
pixabay.com/ja/
新規コンポジションを作成します。
素材の画像と動画を読み込んでタイムラインに配置します。
炎の動画はエフェクトのソース(参照元)として使うだけで、
非表示にするため、どちらを上に配置しても大丈夫です。
コンポジション内に収まるように素材のサイズと位置を調整します。
2. エフェクトを適用する
タイムラインでポットの画像を選択した状態で、[エフェクト] メニュー >>
[ディストーション] >> [ディスプレイスメントマップ] をクリックします。
画面左上の [エフェクトコントロールパネル] >> [マップレイヤー] 項目で
ソース(参照元)ファイルを選びます。(ここでは炎の動画)
これでエフェクトが適用され、タイムラインの「ポット」にエフェクト項目が
追加されました。
炎の動画を非表示にして再生してみます。
少しゆらぎ具合が強すぎる印象なので調整していきます。
3. ゆらぎ具合を調整する
エフェクトコントロールパネルまたはタイムラインのエフェクト項目で
お好みのゆらぎ具合に調整します。
ここでは図のように設定してみました。
これで完成です。
GIFアニメーション
まとめ
1. 素材選び
・ゆらぎ効果を付けたい画像とゆらぎの元となる動画(炎など)の2つを用意
2. エフェクトを適用する
・タイムライン上でゆらぎ効果を付けたい画像をクリックして選択
・[エフェクト]メニュー >> [ディストーション] >> [ディスプレイスメントマップ]
をクリック
・[エフェクトコントロールパネル] >> [マップレイヤー] 項目 または
タイムラインのエフェクトプロパティでソース(参照元)ファイルを選ぶ
3. ゆらぎ具合を調整する
・[エフェクトコントロールパネル] または タイムラインのエフェクトプロパティで調整
ディスプレイスメントマップは、今回の調理シーンの他にも猛暑シーンや
キャンプファイヤーの表現など、使い所が多そうです。
さらにゆらぎを表現するソース(参照元)ファイルを変えることによって、
おもしろい表現ができるようです。
いろいろと試してご紹介していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。